遊宝洞

ボードゲーム リプレイ「アンドールの伝説」(中編)

2014年9月26日
 〜前回までのあらすじ〜

 冒険の基礎を学び取った勇者達はいよいよモンスターに対峙する。王国の危機が迫る中、武者震いに震えるのであった。
 城にゴルが2体侵入すれば敗北……城に近い敵は一刻も早く排除せねばならない。
 果たして勇者達は人々を守ることができるのか……。


 リファルドス「まずは城の目前に迫っているゴルを倒さねば、城がやられてしまうな。俺が先制を仕掛けよう」
 クラム「ワシは作戦通り、鉱山に向かおう。途中の霧は払っておくぞ」
 チャダ「私も距離を取りながら霧を晴らしておくわ」 
 ソーン「私もまずは攻撃力を上げてゴルの迎撃に向かおう」


それぞれが目的に向けて動きだす。真っ先に活躍を見せたのはゴルに向かっていったリファルドスだった。

 リファルドス「そんじゃあまずは俺様が伝説の幕開けを飾ってやるぜ! 喰らえ、俺の最大出力魔法だ!」

 戦闘ダイスで最大の6を繰り出すリファルドス。しかし、ゴルも5のダイス目で抵抗する。

 リファルドス「ぐ、たったの1ダメージ!?」

 戦闘は1行動で1時間を消費する。倒せずに日を跨ぐ事態となれば敵の体力は全快してしまう。逃がすわけにはいかないリファルドスは攻撃続行を選択。
 自身の特殊能力を使い、再び最大出力で攻撃を仕掛けた。
 しかし、ゴルは
←ころころころ…
 あっさりとこれを躱し、リファルドスに迫る。


 リファルドス「おいおい、伝説のスタートがこんなに長引いても誰も嬉しくねぇんだよ! 早く倒れてろっての!」
 
 リファルドスの魂の叫びが天に届いたか、続く3撃目でゴルを討伐。2ゴールドを獲得した。

 この苦戦を受け、魔物の脅威を改めて思い知った勇者達。しかも、モンスターは倒すたびに物語トラックが進み、イベントが発生してしまう。

クラム「徒に刺激してはいかんからの。ワシは一旦先に……ふほ! 霧から1ゴールドを見つけたわい!」

 徒に刺激すると窮地に陥りかねない。それは確かだが、クラムの行動には何か別の意図が感じられる。
それを見抜いたチャダはクラムに提案を持ちかける。

チャダ「クラム、鉱山へは日を跨がないとたどり着けないわよね?」

クラム「ああ、そうじゃな」

チャダ「なら、少しでも報酬を増やしておいた方が今後の為だわ。近場のゴルを倒しちゃいましょ。共同攻撃を仕掛ければ一発で仕留められると思うわ」

クラム「共同攻撃……じゃと?」


  強力なモンスターに立ち向かうには皆の力を合わせねばならない。
  
それは先のリファルドスの苦戦を見ても明らかだった。
  勇者達にはこの事態に対抗すべく、同時に1体のモンスターを攻撃する
  
「共同攻撃」を戦略に組み込んだ。
  全員が持ち時間を消耗するが、攻撃力は倍以上に跳ね上がり、
  
モンスターを仕留める効率は格段に上昇する。


チャダ「私は1歩離れた位置から攻撃できるから、ここで待ち伏せるわ。報酬はすべてクラムが持っていっていいから、前衛はよろしくね」

クラム「ふむ……確かにゴールドがあるに越したことはないのぅ。よし、その話乗ったぞ」
←このような位置取りです。
リファルドス「(ソーンよ、クラムの執着とチャダの口車、この場合恐いのはどっちだ?)」

ソーン「(それに関してはいま議論すべきではないな)私は鍛えた武器で城に近いゴルを打ち倒そう。リファルドス、君はさっき手に入れたゴールドで武器を鍛えるんだ」


意識の違いはあれど、なんとか任務を推し進める勇者達。ゴルに向かったソーンは手痛い反撃を受けるも独力でこれを撃破。

着実に城周りの脅威を取り払っていく。しかし、仲間の断末魔を聞きつけたのか、仲間のゴルがどこからともなく現れ、城へと向かって進み始めていた。
←敵の増援がわらわらわら…
 とてもではないが、すべてを倒している余裕はない。
リファルドス「いったいどこから湧いてきやがるんだ? あいつらは」

クラム「くっくっく、案ずることはない。2ゴールドが棍棒を持ってやって来ただけの話じゃ」

チャダ「クラム、目的を見失わないでね。ほら、後ろのを叩くわよ?」


 クラムとチャダは早速共同で攻撃を仕掛ける。
 チャダの弓がゴルの足を射抜き、ゴルの体勢が、急所たる頭部をクラムの前に差し出すように崩れた。

クラム「貴様の頭など、薪を割るよりたやすいわ!」


合わさった力は凄まじく、一撃でゴルを打ち倒した。


ソーン「やるな、クラム!」

クラム「はっはっは! 任せておけぃ!」


クラムの活躍に皆が目を奪われる中、チャダは冷静に城に迫る増援を打ち取った。

チャダ「ふぅ、まったくお気楽なんだから。海岸から迫る敵も対処しておかないと城が蹂躙されるっていうのに……」

 段々と勇者たちの役割というか力関係が如実になってきた感があるが、戦いはまだ半ば。
息をつく間もなく森に見たこともないモンスターが現れた。
 ゴルよりも強力な双剣を振るう怪物、スクラルが現れたのである。
←スクラル登場!
(次回へ続く)

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