遊宝洞

ボードゲーム リプレイ「アンドールの伝説」(その2・前編)

2014年10月21日
 前回の冒険では見事任務を達成した戦士達。
 アンドールのピンチを楽しむかのような4人の勇者達は、仕事上がりに再び結集し、冒険の舞台へと躍り出るのであった。


 前回の参加メンバーを忘れてしまった方の為に、再び集まってくれた勇者達と操るキャラクターをご紹介。

 N羽女史=<見張りの森>の射手チャダ……社内の紅一点(執筆当時)。隣接マスから攻撃を行えるオピニオンリーダー。

 M尾主任=北の魔術師リファルドス……攻撃を有利に行える能力で猛威を振るう魔術師。他人より活躍して脚光を浴びたい。

 ストイックN原=<芦の国>の戦士ソーン……常に冷静に盤面を読む心優しき策士。勝利の為に様々な役をこなす。

 フレッシャーズS木=<深き鉱山>のドワーフクラム……前回は守銭奴と化した。今回は序盤から協力して戦えるか。

 とりあえず、チャダには皆で協力している感を出せるよう、カリスマ性を抑えてもらうことにしながら、今回は前回よりもさらに複雑な任務が勇者達に語られた。


(前回の冒険はこちら 前編 中編 後編



 〜陰鬱な空気の中、不安と共に暮らすアンドールの人々。「魔物スクラルが砦を建築したらしい」との噂が流れ、同時に王が混乱に疲れ果て、生きる気力を失いつつあるというのだ。
  勇者達は砦の場所を探査しつつ、山中にあると言われる薬草を求めて旅立つ〜


チャダ「疲れるって……世話の焼ける王様ね」

ソーン「そう言うな。いきなりこんな混乱が続けば無理もない」

クラム「薬草の場所は霧の中に潜む魔女が知っているようじゃな」

リファルドス「ってことは、まずは霧の中から魔女を見つけないといけないわけだな。しかし、城の周りの魔物どもも、何とかしないとな」
←この広大な霧の中を探索し、魔女を見つけなければならない。
 愚痴る勇者達だが、任務を無視するわけにはいかない。
 城からは軍資金として合計5ゴールドとワイン袋(使用することで、追加で1マス進める移動アイテム)2つが供給された。


 クラム「ゴールドは均等配分の方がいいかのう?」

 ソーン「しかし、1ゴールドでは何も購入ができん(注:アイテムは売価2ゴールド)。
誰かがまとめて買い物をした方がいいんじゃないか?」

 リファルドス「ああ、いいぜ。だがその場合、俺が損をするのはゴメンだ


 相変わらず金の分配で揉める勇者達。ただでさえ、心労で臥せっている王としては彼らを勇者として迎えたことを後悔する一瞬である。


 チャダ「でも実際、商人に近い人にお金を渡した方が、時間を消費しない分効率的だわ」

 ソーン「そうなると一番近いのは私だな」
←右下に見える丸いシンボルが商人さん。
 クラム「それに霧を晴らして魔女を見つけるには魔物退治と探索を分担せねばな」

 王「(ええぃ、役割分担でここまで揉められるとワシの命がいくらあっても足りん!)お前達、まずは何を買うか決めて行動してはどうじゃ? ホレ、例えば戦闘に行くなら『兜』を買うことを想定してゴールドを割り振る……とかじゃな」


 あまりグダグダ言っていると日が暮れてしまう。王が提案した「兜」は戦闘時に振る攻撃力決定のダイスに「ゾロ目」があれば、それを加算できる戦闘アイテム。これを有効に活用できるのは力自慢のソーンとクラムだけだ。


リファルドス「そうか、そうなるとソーンとクラムには金が必要だな。俺が無一文になるのは心外だが、何、俺は戦闘では滅多に困らないから。金はお前達に預けるぜ」


 いちいち亀裂が入りそうになる勇者達の結束だが、ゴールドはソーンとクラムが、探索に必要と思われるワイン袋はリファルドスとチャダがそれぞれ預かった。
 こうして城を飛び出した勇者達。それを待っていたかのように城への避難を求める農民が現れる。


農民「ああ、勇者様、どうかお助けください。私の村はゴルに襲われ、このままでは全滅です。しかし、私は魔物に見つかれば抵抗できずに死んでしまうでしょう。どうか城まで連れて行ってはくれませんか?」


 勇者達が金で揉めている間にも必死に逃げてきたと思われる農民。必死の申し出に勇者達は対応を協議する。


ソーン「ふむ。困っている人は助けてやらないと、だな」

リファルドスいきなり言われてもな。こっちだって忙しいんだ。」

クラムそうじゃな。お主を助けて一体何のメリットがあるんじゃ?


 どうやら勇者の中に、徹底した実利主義の持ち主がいるようだ。


「農民達を城まで連れてくれば、城の守りが強固になる……魔物達を撃ち漏らしても幾ばくかは衛兵たちが弾き返してくれるだろう」


 いかな手練れの勇者達とはいえ、次々と襲来する魔物のすべてを相手する時間はない。
 魔物が2体以上城に入った時点で敗北となる現状では、城を離れての冒険は難しい。
 任務達成のために城の防御力を上げることは必須と言えるだろう。
←農民を助けよう。
 チャダ「となると、彼に一番近い私が連れて行ってあげるべきね。私なら、彼をゴルに近づけずに攻撃もできるし」

 ソーン「やることばかりが増えて、キリキリ舞いだな。だが、こんな時こそ冷静に役割をこなしていこう」

 クラム「分かっておるわい。ホレ、ワシなんて話している間に新しい武器を拾って攻撃力+1したぞ?」

 リファルドス「あ、てめぇいつの間に! おい、チャダ、あそこのゴルを共同攻撃で葬るぞ!」  人助けはしているのだが、イマイチ勇者っぽくない言動が目立つ者達のせいで前途多難な様相を呈する今回の冒険。
 果たして彼らは与えられた任務を達成できるのだろうか…………。

(次回へ続く)

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