遊宝洞

ボードゲーム リプレイ「アンドールの伝説」(その2・中編)

2014年10月24日
 〜前回までのあらすじ〜

 「魔女を見つけ薬草を手に入れる」「スクラルの砦を探し出す」そのために「農民を城に送り届ける」という、任務の山に共同で取りかかる勇者達。
 連携が取れているのか怪しい2人を抱えて、冒険は進んでいく……。


 ゴールドを預かっていたソーンは商人から「兜」を入手。これによって攻撃力の最大値を引き上げる。


ソーン「だが、霧の探索と薬草の回収には“鷹”や“望遠鏡”を揃えたいところだ」


 あらゆるアイテムを他の勇者と交換できる「鷹」は、山中に向かう今回の任務では必須ともいえるアイテム。何が起こるか分からない霧地帯に何があるかを事前に調べることができる「望遠鏡」もまた然りだ。


リファルドス「任せろ、ソーン! このゴルをぶっ倒したら、金が手に入るからよ!」

クラム「ああ、ワシも預かった金で“望遠鏡”を買うぞ。霧の中のお宝は全部ワシのもんじゃ!」

ソーン「……あ、ああ、そうだな……」

チャダ「……私は、農民を城に送らなくちゃいけないから、よろしく……ね?」


 動機はなんにせよ、積極的にことにあるのはいいことだとしよう。いいことだと思わねば、何だかやるせないことになる。
 そうこうしている間に、王の斥候が息を切らせて勇者達のもとにやって来た。


斥候「ス、ス、スクラルの砦を発見しました! とてつもなく巨大な要塞です!


 噂されていたスクラルの砦。それが森の奥深くで発見されたのである。
←塔の上のスクラル。
リファルドス「魔物の分際で、デカいもんをおっ建てたもんだな」

クラム「まぁ、全員で掛かれば問題ないじゃろ」

ソーン「君、あの砦の詳細は分かるか?」


 未知の巨大砦とはいえ、何度も倒しているスクラルが相手。恐れているほどの苦戦はないであろうと踏んだ勇者達であったが、


斥候「え〜、スクラルの意志力は通常と変わりませんが、攻撃力は通常のスクラルの7倍弱あります」

チャダ「へ? な、7倍!? 嘘でしょ!?」


 砦を守るスクラルの攻撃力は実に40点。初期状態の勇者達の攻撃では全員が一斉に会心の一撃を放っても32点までしか届かず、反撃にて全滅すること必至である。
 これを攻略するためには任務を果たしつつパワーアップするしかない。
 さらにそれだけに止まらず、敵の増援が現れ、未知なる魔物「ヴァルドラク」出現の噂が流れ始める。
 勇者達の救援として、アンドールの王子「ソラルド」が戦列に加わったが、戦力差は大きい。


リファルドス「……なぁ、これって逃げちゃダメなんだよな?」

チャダ「バカ! 当たり前でしょ!」

ソーン「確かに我々にとっては厳しい状況だが、ベストを尽くしていくしかない。私は新たに逃れてきた農民を連れて城に戻り、防衛線を築こう」

クラム「ワシは予定通り“望遠鏡”を入手せねば。リファルドス、お主は“鷹”を忘れるなよ」


 強力なボスの出現に戸惑う勇者達だったが、砦を破壊しないことには任務達成となることはない。
 今は眼前の課題を一つ一つクリアしていくことが肝要である。
 クラム、リファルドスは予定通りアイテムを入手。農民の移送にも成功し、勇者達は快調に任務をこなしていくが、魔物の進行は予想以上に早い。
 次の日ともなれば、城の前には魔物達がわんさか溢れかえる。
リファルドス「これは思わず笑いが出るな。俺も城の防衛に回るか?」

ソーン「いや、鷹を持つお前は一刻も早く探索に向かってくれ。ただ、王子にこの窮状を知らせて欲しいな。王子の軍が支援してくれれば、守りは万全だ」


 帰還したソラルド王子は共同で戦うと攻撃力にボーナスを得られる。共に戦えば、勇者の人数を掛けずに魔物への有効な反撃ができるだろう。


リファルドス「分かった。早いとこ薬草のありかが判明することを願っているぜ、クラム!」

クラム「任せておけ。しっかり魔物を見極めつつ、霧の中のゴールドを回収しておるわ!」


 若干会話が成り立っていない感じもするが、防衛と探索の同時展開には成功している。城に迫ったスクラルもソーン、チャダ、ソラルド王子の連携で素早く撃退した。
 そして、大方の霧を晴らしたのち、城近くの霧の中についに魔女レカの姿を発見する。

魔女レカ「ヒッヒッヒ、見つかってしもうたか」
←魔女発見。
 これにより、薬草を持ったゴルの位置と、特殊アイテム「ルーン石」の場所が判明する。
←右の山中にいるのが薬草を持ったゴルだ。
リファルドス「いよいよお目見えか。位置的には俺がやるしかないな。探索用の軽装備な上に、さっき毒ガスを吸った影響で意志力(=体力)が2しか残ってないけど」

ソーン「ルーン石というのは一体なんだ?」

魔女レカ「ヒッヒッヒ、ルーン石は古の魔術の産物さ。強力な魔力を秘めておるが、あんたらでも使いこなすことはできるだろう。3色の異なった光を放つ石をすべて集めな。絶大な攻撃力が手に入るだろうよ」

ソーン「ほう、それは頼もしい。早速集めて回るとしよう」

魔女レカ「ヒッヒッヒ、後はそうじゃな、ワシを見つけたお嬢さんにはこの魔女薬を1本分けてやろう」

チャダ「これは? 何だか怪しい色をした飲み薬のようだけど」

魔女レカ「そいつは戦闘の際、一瞬だけあんたの力を2倍にしてくれるもんだよ。金さえ出せば追加で分けてやらんこともない。強敵と戦う予定があるなら、持っておいた方がいいよ、ヒッヒッヒ」

 魔女レカを発見したことで戦力の底上げが可能になった勇者達。いよいよ重要任務の1つ「薬草奪取」へと挑む。
 果たしてリファルドスは無事、ゴルを撃退できるのだろうか!?
 

 ……ゴルは一番よわっちい魔物だから、引きとしては「まぁ、倒せるだろ」って感じで緊張感が出ないけれども!


(次回へ続く)

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